(仮称)カーボン壁面空間研究会

炭素材料研究の新たな潮流を起こすことを目指して研究会を発足します。
過去、カーボンアロイ研究会、エコカーボン研究会などの炭素材料に関する独自の研究会が117委員会や炭素材料学会を母体としたスピンオフ組織としていくつか存在したことがあり、炭素材料の新しい潮流を起こすと共に炭素材料研究者のネットワーク拡大を担ってきました。この度、117委員会および炭素材料学会所属の有志により、新たな研究会を発足させることを計画しています。

 名称: (仮称)カーボン壁面空間研究会

◎壁面空間(wall space)とは?

「壁際に面した利用可能な空間」のことを指し、元々は部屋の間取りを考えるときによく使われる言葉です。部屋のレイアウトを考える場合、家具はそれぞれ望ましい設置場所があり、また、いかに壁面にサポートされた壁際の空間を有効に使うかが重要となります。単に「壁」「空間」という定義ではなく、利用可能なという点を重視して、一体となって部屋全体の利用法につながるかどうかが重要な焦点となります。
 カーボン材料は、グラフェンを最小単位とした「壁」の集合体とみなすことができます。部屋の場合は、同じ広さであっても、壁の面積、厚み、材質、窓や柱の露出、壁紙の種類によって、部屋の雰囲気や壁際の使い道はがらっと変わりますが、カーボン材料もこれにつながるところがあり、グラフェン壁の厚み、結晶性や異種元素ドープなどによる壁そのものの構造、エッジ面・基底面の露出、酸素官能基などの表面修飾によって材料全体、あるいは、囲まれた空間の性質や利用方法は大きく異なります。そこで、我々炭素研究者は、炭素からなる壁のサイエンスを革新し、壁とその近傍の空間を一体で有効利用に導く、カーボン壁面空間の構築という視点からカーボン研究の新しい研究潮流を起こすことを目指します。

定義や解釈、拡張、および、研究会のスタイルについて、まだまだ準備中・これから議論がなされるところです。今後の情報更新をお待ちください。

また、3/2に「カーボン壁面空間の新しい科学」を主題としたワークショップを117委員会も共催で大阪電気通信大学で開催しました。ワークショップの詳細はぜひ、下記をご覧ください。

ギャラリーのページより:
3/2 大阪電気通信大学エレクトロ二クス基礎研究所ワークショップ「カーボン壁面空間の新しい科学」
※プログラムと要旨集を公開しています。